製品への打刻方法と目的
身近にある色々な製品を見ると、何文字かのアルファベット或いは数字の文字列が打刻されています。
例えば電化製品の裏側、冷凍食品のパッケージの裏側、缶ビール・ジュースなどの底。様々な製品の様々な場所に文字列が打刻がされています。
これはシリアルナンバー・製造番号或いはロットナンバーなどと言われ、その製品がいつどこの工場で生産されたかなど経歴が後でわかるようにするために打たれているものです。いわゆるトレーサビリティーというもので、万が一製造後の不具合が発見された場合、その番号から製造履歴がわかり不具合の範囲を特定することに使用します。その製造番号は、製品ごとに色々な方法で打刻されています。前述の缶の底にはスタンプのようなもので印字されています。金属製品などは、レーザーで文字を焼き付けたり、金型を押し付けて文字をへこましたり浮き上がらせたり様々な方法があります。